「昔の神殿にまさる」
ハガイ書2:1-9節
本日の聖書の背景はイスラエルがバビロニアに捕囚になりましたが、神様の恵みによって、祖国に帰還し、壊れた神殿再建をするですが、周りの国からの迫害を受けて、14年も神殿再建の工事が中断された時に預言者ハガイによる神様の御言葉を
伝える内容がハガイ書です。しかし、神様は預言者ハガイを通して、周りの国からの迫害があるにも関わらず、続けて神殿再建の工事を行うように語られました。その中で神様の驚くべき約束を語っているのです。6-7節と9節をご覧下さい。
6-7節「まことに、万軍の主はこう言われる。
わたしは、間もなくもう一度天と地を、海と陸地を揺り動かす。諸国の民をことごとく揺り動かし諸国のすべての民の財宝をもたらしこの神殿を栄光で満たす、と万軍の主は言われる。」、9節「この新しい神殿の栄光は昔の神殿にまさると万軍の主は言われる。この場所にわたしは平和を与える」と万軍の主は言われる。」、しかし、信じがたい話でした。ここに「以前の栄光」とはソロモン神殿のことです。ハガイ時代の神殿はソロモン神殿に比べますと比べならないほどのみすぼらしい神殿でした。
しかし、この新しい神殿の栄光は昔の神殿にまさると万軍の主は言われる。この場所にわたしは平和を与えると語っているのです。そもそもここで言われている新しい神殿とは建物ではなく、イエス・キリストのことを指しているのです。
神の霊が臨在する場所が神殿ですが、その神殿は幕屋の形で500年、建物の神殿として1,000年間存在しました。しかし、キリストによって、イエスご自身が神殿であることを教えました。
コリント第一3:16節「あなたがたは、自分が神の神殿であり、神の霊が自分たちの内に住んでいることを知らないのですか。」ヨハネ2:21節「イエスの言われる神殿とは、御自分の体のことだったのである。」、使徒9:3-4節「ところが、サウロが旅をしてダマスコに近づいたとき、突然、天からの光が彼の周りを照らした。サウロは地に倒れ、「サウル、サウル、なぜ、わたしを迫害するのか」と呼びかける声を聞いた。」さて、サウロはイエスを直接に迫害したことはありません。しかし、なぜ、イエスは自分を迫害していると語るのでしょうか。それはイエスご自身が神殿であることを教えている聖書です。エフェソ1:23節「
教会はキリストの体であり、すべてにおいてすべてを満たしている方の満ちておられる場です。」