「偉大な出会い」
ヨハネ1 : 35-42節
弟子たちと主イエスとの出会いについて書いた本文です。
1.メシアとの出会い。 41節「彼は、まず自分の兄弟シモンに
会って、「わたしたちはメシア――『油を注がれた者』という意味――に出会った」と言った。」、ここを見ますと主に出会ったと言うような表現ではなく、メシアに出合ったと言うことです。メシアと言う言葉はアラム語です。しかし、この単語をギリシャ語に訳しますと「キリスト」であります。即ち、「油を注がれた方」の意味です。旧約時代は王、大祭司、預言者の就任の時には羊の角に油を入れて、王、大祭司、預言者たちが就任式において頭の上に油を注ぐ儀式を行うのです。
42節「そして、シモンをイエスのところに連れて行った。イエスは彼を見つめて、「あなたはヨハネの子シモンであるが、ケファ――『岩』という意味――と呼ぶことにする」と言われた。 」、弟子になった後、シモン・ペトロもマタイ16:16節「 シモン・ペトロが、「あなたはメシア、生ける神の子です」と答えた。」しかし、ペトロの告白の中には主イエスはメシア、即ち「王、大祭司、預言者」の職を行う方であることを知っていたのです。2.宣教的な生き方の始まりです。主に出会った人たちは、自分を救って下さったので、何もせずにはおられないのです。
今日の42節が伝道・宣教の意味が含まれています。
宣教は文化圏が違う地域で福音を宣べ伝えることです。