パウロが受けた裁判(2)
使徒25:1-27
1-3節をご覧ください。「フェストゥスは、総督として着任して三日たってから、カイサリアからエルサレムへ上った。
祭司長たちやユダヤ人のおもだった人々は、パウロを訴え出て、彼をエルサレムへ送り返すよう計らっていただきたいと、フェストゥスに頼んだ。途中で殺そうと陰謀をたくらんでいたのである。」、フェリクス後にフェストゥス総督が着任したらパウロを殺す機会であると思ったでしょう。 ユダヤ人たちは一般的
に新しく来られた総督は群衆から信用されるために最初は群衆の意見を受け入れられることを知っているからフェストゥス総督として着任ばかりなのに、ユダヤ人たちはパウロを訴えっているのです。彼らは裁判が目的ではなく、パウロを移送途中に殺そうと陰謀を計画していたのです。4-5節「ところがフェストゥスは、パウロはカイサリアで監禁されており、自分も間もなくそこへ帰るつもりであると答え、「だから、その男に不都合なところがあるというのなら、あなたたちのうちの有力者が、わたしと一緒に下って行って、告発すればよいではないか」と言った。」、フェストゥス総督はパウロに何の欠点がないことを分かっていますので、ユダヤ人たちにもう一度機会を与えているのです。6-7節「フェストゥスは、八日か十日ほど彼らの間で過ごしてから、カイサリアへ下り、翌日、裁判の席に着いて、パウロを引き出すように命令した。パウロが出廷すると、エルサレムから下って来たユダヤ人たちが彼を取り囲んで、重い罪状をあれこれ言い立てたが、それを立証することはできなかった。」、パウロに罪がなく、裁判を行ってでも証拠のない裁判をすることが出来ないことを分かっているフェストゥス総督は
悩んでいるのです。8節「パウロは、「私は、ユダヤ人の律法に対しても、神殿に対しても、皇帝に対しても何も罪を犯したことはありません」と弁明した。」、そしてパウロはフェストゥス総督に話しをいる内容が9-12節「しかし、フェストゥスはユダヤ人に気に入られようとして、パウロに言った。「お前は、エルサレムに上って、そこでこれらのことについて、わたしの前で裁判を受けたいと思うか。」パウロは言った。「私は、皇帝の法廷に出頭しているのですから、ここで裁判を受けるのが当然です。よくご存じのとおり、私はユダヤ人に対して何も悪いことをしていません。もし、悪いことをし、何か死罪に当たることをしたのであれば、決して死を免れようとは思いません。しかし、この人たちの訴えが事実無根なら、だれも私を彼らに引き渡すような取り計らいはできません。私は皇帝に上訴します。」