パウロが受けた裁判
使徒24:1-27
パウロは24章と25章、26章1-16節に裁判を受ける記事が書かれています。1節をご覧ください。
「五日の後、大祭司アナニアは、長老数名と弁護士テルティロという者を連れて下って来て、総督にパウロを訴え出た。」そ当時の人々はパウロを殺そうとしたのが事実であります。何の罪のないパウロに対する陰謀でしょうか。2-4節「パウロが呼び出されると、テルティロは告発を始めた。「フェリクス閣下、閣下のお陰で、私どもは十分に平和を享受しております。また、閣下の御配慮によって、いろいろな改革がこの国で進められています。私どもは、あらゆる面で、至るところで、このことを認めて称賛申し上げ、また心から感謝しているしだいです。さて、これ以上御迷惑にならないよう手短に申し上げます。御寛容をもってお聞きください。」
彼らはその当時の総督であるフェリクスにパウロを訴えているのです。訴えている内容が5-9節であります。
「実は、この男は疫病のような人間で、世界中のユダヤ人の間に騒動を引き起こしている者、『ナザレ人の分派』の主謀者であります。 この男は神殿さえも汚そうとしましたので逮捕いたしました。そして、私どもの律法によって裁こうとしたところ、千人隊長リシアがやって来て、この男を無理やり私どもの手から引き離し、告発人たちには、閣下のところに来るようにと命じました。閣下御自身でこの者をお調べくだされば、私どもの告発したことがすべてお分かりになるかと存じます。」他のユダヤ人たちもこの告発を支持し、そのとおりであると申し立てた。」 彼らの告発の内容は3つであります。
(1)世界中のユダヤ人の間に騒動を引き起こしている者
(2)『ナザレ人の分派』の主謀者
(3)神殿さえも汚そうとしましたと言う理由で訴えているのです。その中で総督フェリクスはパウロに弁証の時間を与えるのです。キリストを誠に信じる者にはこのような迫害が来ることを教えています。皆様はこのような迫害を受けたことがありましたか?