エルサレムに戻って来る
使徒21:17-36
17-19節「わたしたちがエルサレムに着くと、兄弟たちは喜んで迎えてくれた。翌日、パウロはわたしたちを連れてヤコブを訪ねたが、そこには長老が皆集まっていた。パウロは挨拶を済ませてから、自分の奉仕を通して神が異邦人の間で行われたことを、詳しく説明した。」第3伝道旅行は2つの特徴があります。(1)聖霊の洗礼があったこと。(2)弟子養育があったこと。
多くの異邦人が救われました。特にパウロは聖霊に満たされて帰って来ました。しかし、残念ながらエルサレム教会は活気が弱くなっていたと言うことです。
20節「これを聞いて、人々は皆神を賛美し、パウロに言った。「兄弟よ、ご存じのように、幾万人ものユダヤ人が信者になって、皆熱心に律法を守っています。」
彼らはパウロの報告を聞いて主に栄光は帰しましたが、心配は消えなかったのです。その心配の状況が21-22節に書かれています。「この人たちがあなたについて聞かされているところによると、あなたは異邦人の間にいる全ユダヤ人に対して、『子供に割礼を施すな。慣習に従うな』と言って、モーセから離れるように教えているとのことです。いったい、どうしたらよいでしょうか。彼らはあなたの来られたことをきっと耳にします。」、イエス・キリストは信じるが、律法によって生きるべきである言われているユダヤ人たちの迫害が続けられていたのです。もう一つはパウロに対する悪い感情が残っていたのです。ここで教えられることは信仰がなくなれば、恐れや悩みが訪れると言ことです。恐れが来ると心が落ち着かないので
仕事が集中出来ません。エルサレム教会が最初は信仰が強く、
周りの迫害がありましたが、問題がなかったんですが、しかし、時間の流れによって信仰が弱くなり、周りの迫害に耐えられなくなりました。23-24節「 だから、わたしたちの言うとおりにしてください。わたしたちの中に誓願を立てた者が四人います。 この人たちを連れて行って一緒に身を清めてもらい、彼らのために頭をそる費用を出してください。そうすれば、あなたについて聞かされていることが根も葉もなく、あなたは律法を守って正しく生活している、ということがみんなに分かります。」、恐れているエルサレム教会の指導者たちにパウロの提案が書かれています。信仰の問題であると言うことです。