続けられる伝道旅行
使徒18:9-28
パウロはコリントでは一年6ヵ月も滞在します。
11節「パウロは一年六か月の間ここにとどまって、人々に神の言葉を教えた。」、パウロはコリントだけではなくエフェソ、アンテオキアなどを巡回しながら福音を伝えたのです。
9-10節「ある夜のこと、主は幻の中でパウロにこう言われた。「恐れるな。語り続けよ。黙っているな。 わたしがあなたと共にいる。だから、あなたを襲って危害を加える者はない。この町には、わたしの民が大勢いるからだ。」
おそらくパウロは一日も早くコリントの町を離れたいと言う気持ちがあったに違いありません。だから9-10節で神様は現れて、「恐れるな」と励ましたと思います。12-13節「ガリオンがアカイア州の地方総督であったときのことである。ユダヤ人たちが一団となってパウロを襲い、法廷に引き立てて行って、「この男は、律法に違反するようなしかたで神をあがめるようにと、人々を唆しております」と言った。」
パウロはまず、コリントで起きた事を説明しているのです。福音のために生きることはこのような試練が来ることを話しているのです。だから神様はパウロに現れて恐れるなと語ったのです。14-17節「パウロが話し始めようとしたとき、ガリオンはユダヤ人に向かって言った。「ユダヤ人諸君、これが不正な行為とか悪質な犯罪とかであるならば、当然諸君の訴えを受理するが、問題が教えとか名称とか諸君の律法に関するものならば、自分たちで解決するがよい。わたしは、そんなことの審判者になるつもりはない。」そして、彼らを法廷から追い出した。
すると、群衆は会堂長のソステネを捕まえて、法廷の前で殴りつけた。しかし、ガリオンはそれに全く心を留めなかった。」
ここでは政治法と宗教法についてパウロは説明しています。
18節「パウロは、なおしばらくの間ここに滞在したが、やがて兄弟たちに別れを告げて、船でシリア州へ旅立った。プリスキラとアキラも同行した。パウロは誓願を立てていたので、ケンクレアイで髪を切った。」この箇所を見ますと「プリスキラとアキラ」は自分たちの仕事よりパウロのために仕えていたと分かります。自分の職場から離れて福音のために仕える二人の信仰があったからパウロはコリントでの宣教が出来た思います。伝道、宣教には犠牲が伴います。