2016.06.12 「テサロニケに行くパウロ」 使徒 1 7:1- 1 5

武庫川教会 0 308

テサロニケに行くパウロ

使徒17:1-15 

 

5節「しかし、ユダヤ人たちはそれをねたみ、広場にたむろしているならず者を何人か抱き込んで暴動を起こし、町を混乱させ、ヤソンの家を襲い、二人を民衆の前に引き出そうとして捜した。」、テサロニケで福音を伝える時にも迫害がありました。 

 

 

さて、パウロはどこに行っても会堂に入り福音を伝える人でした。1節「パウロとシラスは、アンフィポリスとアポロニアを経てテサロニケに着いた。ここにはユダヤ人の会堂があった。」

 

パウロは「アンフィポリスとアポロニア」を通り過ぎたのは多くの神学者たちは会堂がなかったではないかと言われています。ところがテサロニケには会堂がありました。 

 

さて、10節をご覧ください。「兄弟たちは、直ちに夜のうちにパウロとシラスをベレアへ送り出した。二人はそこへ到着すると、ユダヤ人の会堂に入った。」、パウロはベレアに入ってすぐ、会堂を探して、そこで福音を拠点としたのです。 

 

パウロの第1,2,3伝道旅行の共通点は会堂をまず探すことでした。パウロはユダヤ人ですので、会堂はパウロにとっては慣れている場所でした。ですからそこに行って福音を伝えたのです。私たちも慣れている場所で福音を伝えれば、優しくなります。次は2節をご覧下さい。「パウロはいつものように、ユダヤ人の集まっているところへ入って行き、三回の安息日にわたって聖書を引用して論じ合い、」 先ほどの10節もありましたように、パウロはユダヤ人ですので、ユダヤ人の習慣をよく知っています。そして、テサロニケには3週間ほど滞在したことが分かります。その短い時間でパウロは大事な福音を伝えたのです。3節「「メシアは必ず苦しみを受け、死者の中から復活することになっていた」と、また、「このメシアはわたしが伝えているイエスである」と説明し、論証した。」

 

  

それは言うまでもなく主イエスの復活と十字架でした。

 

 

そして、イエスがキリスト、即ち、メシアであることをはっきりと伝えたのです。ユダヤ人は数千年の間、メシアを待ち望んで来ました。しかし、福音を伝えると2つの反応が現れます。

 

 

肯定的な反応と否定的な反応です。まず、4節「それで、彼らのうちのある者は信じて、パウロとシラスに従った。神をあがめる多くのギリシア人や、かなりの数のおもだった婦人たちも同じように二人に従った。」そして、5-6節「 しかし、ユダヤ人たちはそれをねたみ、広場にたむろしているならず者を何人か抱き込んで暴動を起こし、町を混乱させ、ヤソンの家を襲い、二人を民衆の前に引き出そうとして捜した。しかし、二人が見つからなかったので、ヤソンと数人の兄弟を町の当局者たちのところへ引き立てて行って、大声で言った。「世界中を騒がせてきた連中が、ここにも来ています。


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