30-33節「 さて、彼ら一同は見送りを受けて出発し、アンティオキアに到着すると、信者全体を集めて手紙を手渡した。彼らはそれを読み、励ましに満ちた決定を知って喜んだ ユダとシラスは預言する者でもあったので、いろいろと話をして兄弟たちを励まし力づけ、しばらくここに滞在した後、兄弟たちから送別の挨拶を受けて見送られ、自分たちを派遣した人々のところへ帰って行った。」エルサレム教会での会議により決定されたことをもって、パウロ、バルナバ、ユダ、シラス四人が選ばれて、アンティオキア教会に行くのです。やかましいことがあったアンティオキア教会でしたが、平安が訪れました。
そして、33-36節の内容はガラテヤ2章に書かれている内容と同じであります。ガラテヤ2:11-13節「さて、ケファがアンティオキアに来たとき、非難すべきところがあったので、わたしは面と向かって反対しました。なぜなら、ケファは、ヤコブのもとからある人々が来るまでは、異邦人と一緒に食事をしていたのに、彼らがやって来ると、割礼を受けている者たちを恐れてしり込みし、身を引こうとしだしたからです。そして、ほかのユダヤ人も、ケファと一緒にこのような心にもないことを行い、バルナバさえも彼らの見せかけの行いに引きずり込まれてしまいました。」、ペトロもアンティオキアに来るようになりました。しかし、問題はペトロはそこで割礼を受けた人々からの批判を恐れてその場所から逃げるのです。それを見たパウロは厳しく言われました。ガラテヤ2:14節「しかし、わたしは、彼らが福音の真理にのっとってまっすぐ歩いていないのを見たとき、皆の前でケファに向かってこう言いました。「あなたはユダヤ人でありながら、ユダヤ人らしい生き方をしないで、異邦人のように生活しているのに、どうして異邦人にユダヤ人のように生活することを強要するのですか。」、福音のために勇気が必要です。人間的な勇気ではなく聖なる勇気、義なる勇気が必要です。救われている者はエフェソ4:22-24節「だから、以前のような生き方をして情欲に迷わされ、滅びに向かっている古い人を脱ぎ捨て、心の底から新たにされて、神にかたどって造られた新しい人を身に着け、真理に基づいた正しく清い生活を送るようにしなければなりません。」古い人を脱ぎ捨て、新しい人を身につける今年となりましょう。