2020.04.19. 「信仰と忍耐」 ヤコブ 1:1-4

武庫川教会 0 277

 

信仰と忍耐


ヤコブの手紙1:1-4

 

 

この手紙は、宗教改革者のルタ-によって、「わらの書簡」、つまり、あまりキリスト教の信仰にとっては価値のあるものではない文書と呼ばれたことはよく

知られています。なぜ、そのように見なされたかと言う理由や、果たして、そのような評価が正当なものであるのか、といったことについては、それに関連の

ある箇所で、繰り返し考えて行きたいと思います。

また、この「ヤコブの手紙」と他の新約聖書に収められている多くの手紙や福音書、それらとの関係や類似点等についても考えなければなりませんが、今日は聖書勉強会の時間ではありませんので、御言葉に入りたいと思います。まず、何より関心があるのは、

この手紙の著者として名前があげられているヤコブという人物は一体誰なのかと言うことです。。 新約聖書の中に登場するヤコブという名の人物は、

5-6名はいます。まず、主イエス・キリストの12弟子の中の一人で、ヨハネと共にゼベタイの子と呼ばれるヤコブです。また、12弟子の中にはアルファイの子ヤコブというヤコブです。さらに、私たちが忘れてはならないのは主の兄弟ヤコブです。 また他にもヤコブの名を持つ人物は、何人かいますけれども、実はこの手紙の著者として、その中のある一人を特定することはかなり困難な問題であります。

その中で有力視されているのが、主の兄弟ヤコブです

それでは、次にこの手紙の受け取る人は誰なのかということが、1節の中から次の問題として出て参ります

1節には「離散している12部族の人たちに」挨拶を送る、と記されています。ここで「12部族」というのは、神の選びの民イスラエルを言い表す伝統的な呼び方であることは、私たちがよく知っているところです。しかし、その12部族はすでにこの時代には解体していて、当時の世界の各地にユダヤ人たちは散在していました。初代教会の信徒の信仰が必要とされる

今の時代を考えるヤコブの手紙でありましょう。


  会 長  梁栄友 牧師          

 名誉 長老  林秉魯 朱瞮中 

 長    老  姜遠基 林英宰 梁昌熙 朱京中 趙舜元

Comments

番号 タイトル 投稿者
247 2020.07.19 「安息日の祝福」 創世記2:1-3 武庫川教会 2020.07.19
246 2020.07.12 「主によって喜び」 詩編 32:8-11 武庫川教会 2020.07.16
245 2020.07.05 「忘れてはならない」 詩編 103:1-5 武庫川教会 2020.07.06
244 2020.06.28 「夜通し苦労しましたが」 ルカ 5:1-11 武庫川教会 2020.06.29
243 2020.06.21 「主は人生の主人」 ダニエル書2:14-16 武庫川教会 2020.06.29
242 2020.06.14 「感動が消え去り」サムエル下 6:12ー15 武庫川教会 2020.06.19
241 2020.06.07 「礼拝の喜び」 詩編92:1-7 武庫川教会 2020.06.08
240 2020.05.31. 「聖霊を待ち望む」使徒言行録 1:12-16 武庫川教会 2020.06.01
239 2020.05.24. 「神の御名を呼ぶ」 創世記 4:23-26 武庫川教会 2020.05.27
238 2020.05.17. 「カインの過ち」 創世記 4:5-10 武庫川教会 2020.05.18
237 2020.05.10. 「信仰の捧げもの」 創世記4:1-4 武庫川教会 2020.05.05
236 2020.05.03. 「カインの子孫」 創世記4:16-22 武庫川教会 2020.05.05
235 2020.04.26. 「どうしたらよいのですか?」 使徒 2:37-42 武庫川教会 2020.04.27
열람중 2020.04.19. 「信仰と忍耐」 ヤコブ 1:1-4 武庫川教会 2020.04.27
233 2020.04.12. 「13番目の弟子」 マタイ27:57-61 武庫川教会 2020.04.13