2020.04.19. 「信仰と忍耐」 ヤコブ 1:1-4

武庫川教会 0 274

 

信仰と忍耐


ヤコブの手紙1:1-4

 

 

この手紙は、宗教改革者のルタ-によって、「わらの書簡」、つまり、あまりキリスト教の信仰にとっては価値のあるものではない文書と呼ばれたことはよく

知られています。なぜ、そのように見なされたかと言う理由や、果たして、そのような評価が正当なものであるのか、といったことについては、それに関連の

ある箇所で、繰り返し考えて行きたいと思います。

また、この「ヤコブの手紙」と他の新約聖書に収められている多くの手紙や福音書、それらとの関係や類似点等についても考えなければなりませんが、今日は聖書勉強会の時間ではありませんので、御言葉に入りたいと思います。まず、何より関心があるのは、

この手紙の著者として名前があげられているヤコブという人物は一体誰なのかと言うことです。。 新約聖書の中に登場するヤコブという名の人物は、

5-6名はいます。まず、主イエス・キリストの12弟子の中の一人で、ヨハネと共にゼベタイの子と呼ばれるヤコブです。また、12弟子の中にはアルファイの子ヤコブというヤコブです。さらに、私たちが忘れてはならないのは主の兄弟ヤコブです。 また他にもヤコブの名を持つ人物は、何人かいますけれども、実はこの手紙の著者として、その中のある一人を特定することはかなり困難な問題であります。

その中で有力視されているのが、主の兄弟ヤコブです

それでは、次にこの手紙の受け取る人は誰なのかということが、1節の中から次の問題として出て参ります

1節には「離散している12部族の人たちに」挨拶を送る、と記されています。ここで「12部族」というのは、神の選びの民イスラエルを言い表す伝統的な呼び方であることは、私たちがよく知っているところです。しかし、その12部族はすでにこの時代には解体していて、当時の世界の各地にユダヤ人たちは散在していました。初代教会の信徒の信仰が必要とされる

今の時代を考えるヤコブの手紙でありましょう。


  会 長  梁栄友 牧師          

 名誉 長老  林秉魯 朱瞮中 

 長    老  姜遠基 林英宰 梁昌熙 朱京中 趙舜元

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