奇跡の主人公
マタイ(마태)１２：３８－４５
今日の聖書箇所は何人かの律法学者とファリサイ派の人々がイエスに、「先生、しるしを見せてください」と言っています。彼らの目的はイエスをこころみに合わせるためであります。イエス様は奇跡を行う目的は
神様の栄光をあらわすためであります。
彼の質問に対して39節「 イエスはお答えになった。「よこしまで神に背いた時代の者たちはしるしを欲しがるが、預言者ヨナのしるしのほかには、しるしは与えられない。」彼らは奇跡を求めていますが、神様と関係のない、自分たちの欲望を満たすために要求しているのです。
今日も神様の奇跡は続いています。しかし、彼らはイエスにもっと強い、より面白い奇跡を求めているのです。
彼らは奇跡を見たら信じます。というような態度を見せているのです。そもそも自分の好きな奇跡、自分の要求を満足させるような奇跡を求めているのです。
イエス様は奇跡だけが目的ではなく、その奇跡を通して、神様が私たちに与えようとするメッセージがあります。
イエス様は彼らがどんな心で求めているのかをご存じあります。
ヤコブ４；３節「願い求めても、与えられないのは、自分の楽しみのために使おうと、間違った動機で願い求めるからです。」、神様の答えは様々な形で現れます。そして、神様の奇跡は私たちが想像出来ない方法、考えもしなかった方法で来ます。その時、人間の情欲や自己満足的なものを求めると神の奇跡は見えません。私たちは神様の答えがないのではなく、神様の答えを悟らないのが問題です。
私たちが祈ったものが全て答えられたらなんと素晴らしいでしょぅか。しかし、そうなりますと人間はどうでしょうか？
イエス様は彼らに奇跡の限界を説明しています。
４３－４５節「「汚れた霊は、人から出て行くと、砂漠をうろつき、休む場所を探すが、見つからない。 それで、『出て来たわが家に戻ろう』と言う。戻ってみると、空き家になっており、掃除をして、整えられていた。 そこで、出かけて行き、自分よりも悪いほかの七つの霊を一緒に連れて来て、中に入り込んで、住み着く。そうなると、その人の後の状態は前よりも悪くなる。この悪い時代の者たちもそのようになろう。」