怒りに勝利
ヤコブ書1:19-21
私たちの中で怒りはいつ起こりましょうか?それは自分が思った通りにならない時でありましょう。
あるいは、挫折を感じた時もあります。
19節「わたしの愛する兄弟たち、よくわきまえていなさい。だれでも、聞くのに早く、話すのに遅く、また怒るのに遅いようにしなさい。」ここで「怒る」と言うことは「急ぐ」ことと関連しています。思春期の子どもを見ている親は怒りがあります。親が見る時に、その子どもが行っていることが気に入らないのです。親の心が落ち着かないし、親の心はいつも急いでいるようになりますと怒るのです。親は自分の子どもは早く成長し、物心が付くようにと願っているからです。しかし、聖書は「怒るのは遅く」と勧めています。そして20節「人の怒りは神の義を実現しないからです。と語っています。
これは、忍耐をもって怒らない時には「神の義を実践」することが出来ると言うことです。人間の怒る感情はどこから産まれるでしょうか?心理学者たちは人間の怒りは自分が不公平に扱いされたと判断した時でると言われています。ですから怒りは自己中心的な感情からです。そして、人間は自分が侮辱感を感じると怒ります。箴言22:24-25節「怒りやすい者の友になるな。激しやすい者と交わるな。彼らの道に親しんで/あなたの魂を罠に落としてはならない。」この聖書を見ますと怒りは伝染性があると言うことです。だから怒りは自己中心的な感情であり、思考でもありましょう。
問題は怒りが行動に出る時、罪になります。怒りが起こる時にどんな反応が起こりますか?心理学者たちは普遍的な反応として、①怒りを意識的に抑えること、常識的な人、教養がある人は自分の中にある怒りを抑えることができます。
②未熟な人は怒りが外に表現されます。即ち、抑える力がないから体に表現されるのです。 ジョン・パワウェルさんは「私たちが怒りの感情を抑えると、自分の胃は点数を数える」と言われています。
怒りによる病気は現代にはあります。