2025年12月14日 マタイ1:18-25

武庫川教会 0 17

待降節第三週        マタイ1:18-25

 

            イエスの誕生の霊的秘密

今日は待降節第三目の主日です。

待降節は今日をもって終わり、来週は主が誕生されたクリスマスです。クリスマスを迎える私たち聖徒の姿勢は、明らかに信じていない人々とは異なるべきです。イエス様の誕生の意味を噛みしめながら、喜びと感謝と愛をもって過ごすべきだと信じます。

降誕の物語はマタイとルカの福音書を通じてよく知られていますが、強調する性格が互いに異なることがわかります。 マタイは幼子イエスの誕生をユダヤ人の王という次元で記録しています。

その証拠をいくつか見てみましょう。

- 一つは東方から高貴な博士たちが星の導きを受けてエルサレムまで来たという事実です。- 彼らが訪れた場所もヘロデの宮殿であり、そこで「ユダヤ人の王としてお生まれになった方はどこにおられますか?」と尋ねています。- 博士たちが幼子イエスに捧げた黄金、乳香、没薬は、誰にでも捧げるものではなく、王に捧げる重要な献品でした。マタイがこのように王的な次元でイエスの誕生を紹介しているのに対し、ルカは正反対の物語を紹介しています。幼子イエスは馬小屋で生まれ、飼い葉桶に寝かされました。 - 彼らを迎え、礼拝したのは東方の博士たちではなく、羊を飼う羊飼いたちでした。

当然、幼子イエスに捧げる贈り物もありませんでした。

このように異なる性格の誕生記録は互いに矛盾するのではなく、互いに補完し合う両面の性格を持っています。マタイが記録した通り、イエス様はユダヤ人の王であるだけでなく、万王の王です。しかしイエス様は最も謙遜な王としてこの世に来られたのです。今日の本文は最初のクリスマスに幼子イエスが生まれた場面を紹介しています。このような誕生記録は、幼子イエスの誕生が歴史的な出来事であることを示しています。

改めて申し上げますと、わが国の檀君神話のような神話や伝説のような作り話ではなく、歴史的な実在の出来事であるということです。今日の本文において、私たちはその事実を幾つかの点から確認することができます。

すべての人と同じく、マリアという女性の体をもってこの世に来られました。

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