2025年8月3日 黙示録2:1-7

武庫川教会 0 27

エフェソにある教会へ

黙示録2:1-7

 

七つの教会への手紙の最後には共通点があります。2章7節「耳のある者は、聖霊が教会たちに語られる言葉を聞きなさい」とあります。これは、すべての教会が聞くべきであることを強調する言葉です。そして、言葉を伝えるイエス・キリストがどのような方であるかを、各教会ごとにその方を紹介する内容が異なります。まずエフェソ教会を見てみましょう。本文1節をご覧ください。ここで「七つの星」とは、すなわち神の使者、すなわちメッセージを伝える者であり、また「七つの燭台」とは七つの教会を象徴しています。このように記録されたのは、エフェソ教会が持つ代表性のためだと考えられます。当時のエフェソ地域は、ローマの行政区画上、小アジアで非常に重要な都市であり、小アジアで貿易や経済面で最も繁栄した都市だったそうです。したがって、このエフェソを通じて七つの教会、つまり他の教会が開拓される影響力のある地域でした。

つまり、福音はエフェソ地域から始まり、各地域に広まったと考えることができます。エフェソ教会を設立したパウロが後任としてテモテを推薦する内容です。したがって、エフェソ教会の後任の牧師がテモテであることがわかります。ダマスカスは現在のシリアですが、当時のイグナティウス総督がエフェソに送った手紙があり、その内容に「シリアの監督イグナティウスのエフェソ書簡において、エフェソの監督オネシモに」という部分があります。

オネシモはコロサイにいるフィレモンの奴隷で、フィレモンに手紙を届けた人物です。使徒パウロを通じてイエスを信じ、そしてフィレモン書を手渡し、またコロサイ書も手渡す人物です。

そして後にこのオネシモがエフェソ教会の主任牧師となったのです。したがって、エフェソ教会の歴代主任牧師の歴史を見ると、使徒パウロ、ティモテ、使徒ヨハネ、そしてオネシモです。

その意味では、エフェソ教会は非常に素晴らしい教会、歴史のある教会でした。おそらく影響力や教会の規模を見ても、当時の七つの教会の中で最も大きな教会ではなかったでしょうか? 

エフェソという都市の規模もそうであり、教会の規模も非常に大きかったことは明らかです。このような条件の良い教会について、私たちの主が語られたのです。

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